これは「フェア精神の進化論」って奴で説明ができそう。
出品しているライブビデオは、そもそもがコピー上等なのが当然だ。ファンの間でコピーして流通させないと出回らないシロモノだ。ということを前提にしているからフェア精神に引っかからないけど。
普通の音楽CDをCD-Rに焼いてカラーコピーでジャケットまで付けてしまうのは、誰でも出来る簡単な海賊行為で、かつバンドの印税に被害を与えることが明白なのでフェア精神に引っかかると。
日経サイエンスでこのフェア精神に関する論文がありましたが。
100$が被験者Aに与えられて、そのお金を任意に分けて被験者Bに渡す。そしてBはその分配に満足ならOkを出す。OkならばAもBもお金を貰える。Noならばどちらも没収される。両方とも自分のお金を最大限に増やすことを求められる。AとBは一回ごとに組み合わせが代わり、お互いの顔などが見えない。(過去の結果はわからない)
こういう条件で実験すると、ゲーム理論でいえばAが99$、Bには1$しか渡さなくても、常にOkを出すことがお金を増やすことになるのだが。
なぜか50$ずつに近い公平な金額でないと、制裁的に「No」と拒否する被験者Bが沢山いたそうだ。
論文では、人間はフェア精神があることで進化を生き延びてきた面があるのではないか。他者に対する協調性がないと、たとえ自分が犠牲になっても制裁を加えるべきだ。という精神構造があることで村社会を守ってきたのではないか。という分析が出ていた。
だから、そもそも商品になっていないレアものライブビデオがファンの間で密かに広がるのはOk。だけどピーコCD-Rを広めたらアカンだろ。ってのは精神構造的には納得できる話かも。
2003年03月10日(月) [長年日記]
djbツールの愛好者に共通する「やせ我慢感覚」
Permalink: http://www.otsune.com/diary/2003/03/10/4.html#200303104
trackback

View blog reactions
Last Updated 2003-03-10 00:00:00 By
trackback
Last Updated 2003-03-10 00:00:00 By



コメントを読む(1) [ コメントする ]