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2003年11月09日() [長年日記]

#2 [anime][www] マッハバンド_

最終出力装置である家庭用TVそのものはマッハバンドを回避できる能力を持ってるのではないかと。
単純にRF放送をNTSCモニタとして表示するテレビには、基本的にマッハバンド回避機能はありません。
単にRGB 8bitでデジタル画像を処理しているときに、階調が足らずにマッハバンドが出ているのだと思います。
特に色が偏っていて、明るさの幅も狭い範囲で、画面の大きな面積にわたってグラデーションをしていたりするとマッハバンドが目立ちます。
そういう場合は撮影の段階で、ディザリングなどでごまかしたり、階調の差をつけたレイヤーを複数作って、重ねたりして回避したりします。
あと某劇場だとRGB 16bitのモードでPhotoshopとAfter Effectsを使って階調を保っていたりもします。
機材の伝送時のサンプリングbitにより、リニアが段付きを起こすこともあります。でも、放送で使っているような機材では、見た目で分かるような不具合は出ません。
結論を言うと。マッハバンドはアニメ会社の撮影部で回避策を使えば出ない。しかし、後工程のビデオ編集室でフィルターをかけたりして出る可能性は否定できない。(ほとんどありえないが)。それを演出がOkを出せば放送される事もありうる。
昔は実現できていた事が、今では実現できなくなった・質が落ちた *2 というのはなんだかな。
アニメの工程デジタル化は、極論を言えば「質を落とすこと」といえます。
アニメに限らず、CDやDVDなどのデジタル処理すべてが、アナログの波形から、ある一定の質を落とすことによって、記録・処理をしているからです。
デジタルサンプリングによって質は落ちるけど、その代わりに後処理が格段にしやすくなるというメリットを優先しているのです。
もちろんフィルムなどのアナログ媒体は、不安定で作業時間もかかりますし、職人技も必要です。だからデジタル化は「(ある部分の質は落ちるが)全体的には質が上がる可能性がある方法」と言えます。
だからデジタル処理には、サンプリングによる段付きについて制御できるノウハウが必要です。
大抵の演出さんは、フィルム時代には出なかったマッハバンドについて細かくNGを出すことが多いとおもいます。(マッハバンドは純粋にRGB 8bitサンプリングの技術的な問題なので、演出さんはそんなことは知ったこっちゃない)
時間がないからという理由で、泣く泣くリテイクできない場合はあるとは思いますが。
そしてアニメ版のソニックみたいに、BGにわざわざポスタリゼーションフィルターをかけてマッハバンドを出している作品もあったりします。
Permalink: http://www.otsune.com/diary/2003/11/09/2.html#200311092
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Last Updated 2003-11-09 00:00:00 By otsune