さて、これらの審議会についての特徴を踏まえ、今回の「中山教授事件」をどう考えるか。普通の役人の考え方ならば、これは根回しの失敗及び戦略本部決定の権威失墜ということで大問題である。前述したように、そもそも審議会の決定=政策はほとんどすべてが「事務局」の作品なので、会議の場においては、いかにそれを気持ちよく審議してもらい、そしてスムーズに賛同を得るか、ということが問題となる。そのために事前に周到な根回しを行い、委員の先生方の意見も踏まえ案を作成するのが常である。しかし、今回はその合意形成に失敗した。しかも総理出席の会議の場での失敗である。役人としての失点は大きかろう(これが荒井事務局長のせいなのか、事務局の課長クラスのせいなのか、はたまた経産省主導を嫌う他の役所の策謀かどうかはわからないが)。
2004年01月14日(水) [長年日記]
[www] 霞が関官僚日記: 知的財産戦略本部における中山教授発言、及び審議会一般について_
Permalink: http://www.otsune.com/diary/2004/01/14/5.html#200401145
trackback

View blog reactions
Last Updated 2004-01-14 00:00:00 By
trackback
Last Updated 2004-01-14 00:00:00 By



[ コメントする ]