パソコン・コーナーで使っていたLANケーブルは,市販のものと奥田さんたちが会場で手作りしたものが交ざっていた。トラブルを起こしたパソコンは例外なく自作ケーブルを使っていた。とはいえ,ケーブルの長さはどれも3〜5mで過剰に長いわけではない。作った後にケーブル・チェッカで確認したので,配線ミスもないはず。接続するとリンク・ランプも点灯する。
半信半疑だったが,奥田さんたちは自作ケーブルをすべて市販のケーブルに取り替えた。するとすべてのパソコンが100メガで通信できるようになった。
このトラブルの原因はケーブルの作り方にあった。
しかし,奥田さんは「作業を楽にするため,よりは多めに戻していた記憶があります。また,より対線は1と2,3と4,5と6,7と8のように隣り合わせで配線していました」という。この配線では,3番6番の組がより対の組にならない。コネクタ部分も含めて,通常よりノイズの影響を受けやすいケーブルが出来上がっていた。規格に合致しないケーブルがトラブルの原因になっていたのである。ケーブルチェッカでチェックするほど慎重な人なら、先に全部の自作パッチコードをT568Bで統一するよなぁ……。
個人的な意見だと。
市販のケーブルよりも、工具で自作したパッチコードのほうがトラブルは少ない。
CAT5eなら自作は楽勝。CAT6はちょっとオーバースペックな工具とコネクタ部材が必要。クライアント向けには1000BASE-TXは廃れて1000BASE-Tだけになりそうな気配だから、CAT5eで統一するのでもいいかも。
それに市販のケーブルでそろえると長さをあわせるのが大変だし、単価が高い。
20台以上管理しているのなら、工具が有った方がトラブル時に「ちょん切ってつなぎ変えれば良い」と、精神的余裕ができる。



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