お客はパッと見てコストが掛かっているかどうかで詐欺ではないことを確かめようとする心理がある。詐欺師はそれを利用している。
そして本質部分を理解していないことを指摘されそうになっても、本当のことは言えないので察してくださいという以心伝心の文化も詐欺師は悪用する。
逆にお客の立場のときは。そういう外見に気をつけているわりに、本質に触れようとしない人に注意しよう。
ようするに「字が綺麗に書ける」ということはすごく良いことだけど「字で何を書いているのか」に注意して見抜くのが肝心。
「ワープロやパソコン」という科学の力の出現によって「字」という外見の差は出にくくなった。でも同時に「綺麗な字を書けない詐欺師」にも科学の力を与えていることになった。動物として本能的にもっていた「外見による判断」という方法が、予想以上に進化の早い科学の力によって逆効果になっている。
その進化を突き詰めていくと「外見にコストをかけていることで詐欺かどうかを判断することは思ったよりもあてにならない」ということになる。だから早い段階で本能や文化をコントロールして、本質をチェックするようにしたほうが良い。科学の力によって騙されないために重要なリテラシーだ。
2005年05月26日(木) [長年日記]
[neta] 「人を騙すのであれば、まず高価な身なりをしてやさしい語り口を訓練して綺麗な字を書けるようにしよう。そして肝心な部分を隠しても見た目で察してくれる村文化を悪用しよう」
Permalink: http://www.otsune.com/diary/2005/05/26/4.html#200505264
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