「ゲド戦記」でも、透明のフィルムに絵を描いた「セル画」を彩色する作業の一部などを韓国の会社に発注した。「我々の要求を満たす技術と能力を持っている。『千と千尋』以降、この会社との関係は広がっている」(スタジオジブリ)と言う。ジブリは「もののけ姫」が最後のセル使用映画で、それ以降は全面的にデジタル彩色。
こうした人材確保の障害になるのは、「アニメ業界は賃金が安い」という偏見にも近い既成概念だ。確かに出来高払いの制作会社で、不慣れな新入社員が月給数万円しか受け取れないケースがあり、そればかりが目立っている。
日本動画協会の山口事務局長は「この業界でも1000万円以上稼ぐ人材がいるのだが、残酷話ばかりが広まり、人材確保や育成などの対策は進んでいない。このままでは国を挙げて振興を図っている中国や韓国に逆転されかねない」と危機感をあらわにする。このへんはいろいろな意見があるだろうけど。
個人的には「アニメーターがペーペーの駆け出しのときに給料が稼げなくて悲惨なのは、役者の卵やミュージシャンの卵や小説家の卵や漫画家の卵とおんなじこと」だと思っている。
アニメーターの収入_
こんな事は改めて言う事でもないのですが、アニメーターを職業として家庭を持ち、その家族を養ってゆく事はそれだけの技量さえあれば充分可能ですし、実際に多くの人がそうしています。また、それなりにツブシの効く職業でもあります。という意見に同意。
たとえばIT技術者が、新卒でペーペーの駆け出しだけど新卒平均月収よりも高い給料が出ていたりするのは、それだけその業界が潤っているんだろうから、それはそれで良い事だと思う。工業として成り立っている業界なんだろう。
だから「プロの漫画家を目指すなんて止めときなさい。不安定だからすぐに食えなくなるよ」という芸術家業界と同じ意味で、アーティストとしてのアニメーターを目指すのを止めるというのは納得できる。
でも工業製品を作るアニメ業界という側面も有って、そこは崩壊して困らない程度に回っていて安定しているのも事実だったりする。(まぁ工業技術としてのアニメーター業界が、あまり還元システムが整っていなかった。というのは事実としてあるだろうけど)



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