赤ちゃんポストに3歳の子供が入っていたという話題を見て。
なんで急に万人が同じ「産んだらちゃんと育てるのが親だろ」という規範で生きるようになったんだろ。核家族化とかそういう状況の変化が原因なんだろか。
ちょっと話が変わって過去の話だが。オレの妻が妊娠したときに助産院で産むつもりだったので、産婦人科や助産婦の先生と良く話をしたんだけど。
「人類は妊娠した時に自力で産めるのは3割だけ。4割は医学の助けが無ければ産めない状態だったりする。残りの3割は今の医学でも産めない(流産したりとかで妊娠を継続できない)」と聴いた。「自力で何事も無く産める3割」じゃないと、助産院ではなく手術が可能な病院で産むことになりますよと。
オレは、実の姉妹2人と義理の姉妹4人全員に子供が居る。実の姉は帝王切開という医学技術が無ければ出産が出来なかったし。義理の姉はつい半年ぐらい前に出産したけど、緊急手術をしなければ失血死する状態で助かったりした。(つまり医学の助けが無ければ産めない4割だな)。また、他の姉は助産院の自然分娩で特に問題なく産んだりしている。
んで赤ちゃんポストに話を戻すと。
子供を作るけど育児が出来ない親ってのは1割ぐらいはいたんじゃないかなぁ。(数値は単なる個人的感覚で特に根拠は無い)
それに昔は医学が進歩していなかったので「子供を産んですぐ死んじゃった母親」ってのが今に比べたら結構いたんじゃないかなぁ。あと多産多死で子供がやたらと多かったり。
核家族ではない、集落とか親戚ごとに暮らしていた時代だったら、育てられない家庭にいた子は他の親が引き取って育てたりしてたよね。
ニートみたいな、ろくに働かずにぶらぶら暮らしている大人も「プー太郎」と呼ばれるように昔からいたけど。いつのまにか「現代の社会問題」みたいな扱いに成っているし。
ナチュラルボーンキラーズとか人殺しをしても平常心を保てるタイプの人が、軍人として活躍したりするのも昔から居たよね。(人殺しまでいかなくても、ひどい暴力を他人にふるってもちっとも罪悪感が無いタイプの人は居るだろうなぁ)
産めるけど育てられないタイプの人まで「子育てする親」の役割をしなくちゃいけなかったり。働けないタイプの人まで「労働者」としての規範を適用されたり。ナチュラルボーンキラーズのタイプの人が、平和な都市で暮らさざるを得なかったり。
そういう核家族とか、経済的な視点から来た労働者規範とか、社会環境の変化によって無理矢理出てきた「社会問題」なんじゃないかなぁ。
個人的には「産んだら実の親が育てなくちゃ駄目」とか「大人はみんな働かなくちゃ駄目」という規範を万人に当てはめようとするのは賛成できないんだよな。(他人に暴力をふるっても平気なタイプについては、戦時中でもない限り一緒に暮らすのは難しそうだけど)
2007年05月16日(水) [長年日記]
[neta] 「子供を作るが育てられない親」も「働かない大人」も「人殺しをしても平気な人」も昔から一定の数で居たんじゃね?
Permalink: http://www.otsune.com/diary/2007/05/16/1.html#200705161
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